根の治療、知れば知るほど面白い!
好きか嫌いかと言えば、好きではない、しかし根の治療をしっかり治せない自分がいることは許せない。
だからこそ、根の治療を少しでも上達させ患者さんの歯のトラブルを改善出来る技術をしっかりと付けたいと思い日々の臨床を行っているのですが、
父の跡を継いで早、15年。
この15年間、1人で仕事をしているので勤務医時代のように周りに先輩方がいらっしゃる訳では無いので、教えやアドバイスをこうむることが出来ません。
父も7年前に他界しており、人からアドバイスを受ける、疑問を投げかけるという事が出来ません。
では、どうやって新たな知識だったり、術式を学ぶか?
① 学術書を読む。
② セミナー等の勉強会へ行く。
③ 同業者の知人に聞く。
ですかね。
最近は、コロナ禍で人が集まってのセミナーや学会が開催されない代わりにオンラインセミナーや、オンデマンド式のセミナーが物凄く増えてきております。
遠方の方であれば、著名な先生の講義をオンラインで好きな場所で受ける事ができるし、見逃し配信もあったりして過去に比べて、とても便利な時代になりました。
しかし、オンラインだと直接、先生に質問をすることができない、メールで聞くこともできるが、やはり、対面で直接話を聞ける方が良い面もあります。
先日、ハンズオンという、模型を使った実習付きのセミナーに参加してきました。
同じセミナーを2年前に受講したのですが、
この2年、器具を揃え、日々の根の治療を行ってきたのですが、出てくる疑問がどんどん増えてくるようになり、相談する相手もいなく自分なりに考え行ってきました。
このセミナーを受けて、学生時代から勤務医時代に習った事とは異なる器具の変化、特にスピードですね!
同じ処置でも、かかる時間が物凄く短縮され、かつ治療の成功率も段違いに上がることに驚いてました。
が、
やはり、この器具を使った疑問をもう一度、解消したく再度、同じセミナーなのだが、あえて異なる先生のを受講してみた。
先ず、受講されている他の先生方の若さ、、、
皆、若い!
自分だけ年齢不詳感、満載でしたが、、
いや、人間は何歳になっても新たな学びを得ることが出来る!
という気持ちで、受けてました。
面白かった点は、
やはり、登壇される先生によってセミナー内容が全然違うということ。
以前の先生は、元教授で学術的論点が強く、ちと理解が難しく感じたのだが、今回の先生はとてもフランクな方で街の町会長みたいな面白いおやっさん的な方だったので、
こちらから楽しく質問を突っ込みまくってきました!
これって、患者さんからの歯医者選びでも同じで、
相性みたいなもの。
同じ治療を受けても、やはり、雰囲気や相性が悪いとなんかなぁ〜みたいになりますよね?
質問をしまくった事で、この数年間の悩みが一気に解消されました!
やはり、対面式のセミナー。
為になります。
この日、1番痛感したことは、
若手の先生たち、
自分が学生時代に習い、今はタブーとなって使う薬品等を使用しなく最新式の考えを学生時代に学び、臨床経験がまだなくともこんなに便利な道具を使えることに、
嫉妬ではないが、羨ましさを感じました。
トレーニングも同じで、方法や理論が過去に比べて段違いに発達している最近。
ジムの若い方の体格が、物凄いことになっています、、、
情報による、理論や技術の進歩があるなか、
変わらない物が一つあります。
それは、
何かを会得し自己を成長しようと思う熱い気持ちと、
器具や材料等はどんどん進化して治療が簡易的になり確実な結果を出すことができるようになっているが、
病気を治す為の、考え方や基礎的な理論は昔から変わらないということ。
やはり基礎、基本を知ることは何よりも大事だし、1番は患者さんの歯を治すという倫理観が最も重要だと思っております。
何歳になっても、疑問を持ち
それを解消できるよう
これからも、精進して参ります。
来月も、また同じセミナーの別の先生のを受けてきます。
やはり、根の治療
知れば知るほど、面白い!