金属アレルギーのその後のその後
前回2回に渡って、金属アレルギーの疑いのある患者さんのケースをお話しましたが、
3回目になる今回、
皮膚症状はどうなったのか?
結論から言うと、
かなり改善されました。
しかし、幼少期から様々なアレルギー症状をお持ちであり、特定の薬などを服用することで皮膚に発疹が出たりと色々な症状を持ち合わせている方で、
今回の歯に詰めてあった金属が、直接的な原因なのかどうかは分かりません。
もともと、金属アレルギーのテストの結果を見ても、歯に詰めてあった金属成分は引っかかっておらず、実験的に外してみただけですから。
しかし、口の中に金属が一切無くなった状態の方が、金属成分が溶け出し人体に入り込むなどの心配もなくなりますから、今回の実験は良かったのだと思います。
最近はメタルレスなどのキーワードが歯科の世界でよく言われますが、
金属には、金属なりの虫歯治療への安定もある事も考えるとこれから全く無くなる事は無いと思います。
ですから、虫歯にしないよう個人が気をつけることが何よりも大事なのでは?
皆さんも、金属などの人工物にお世話になる事がないよう今日も歯の予防をしましょう!