ホワイトニングを受けられない方
■15歳以下
14歳以下の方は、歯の成長が十分ではないため。
■現在、妊娠中又は妊娠の可能性がある、又は授乳中の方
妊娠中、授乳中のホワイトニングの安全性が証明されていないため。
■無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症の方はホワイトニングを絶対に受けてはいけません。
通常は害の少ない薬剤であるホワイトニングに使用する過酸化水素ですが、無カタラーゼ症の方は過酸化を分解する酵素である
カタラーゼ
が無いためにホワイトニングをすると
口の中が腫れる
口の中の組織が壊死する
などの危険性があるからです。
■テトラサイクリン歯の方
テトラサイクリン系の抗生物質を使用されたことで、成分がエナメル質の内部にある象牙質まで沈着し歯が褐色から灰色に変色してしまう。
重度になると、歯の表面が柄模様になってしまい、ホワイトニングを行うと
白色の部分は明るくなるが、変色している部分はなかなか同じように明るくならず、
色の統一感が出にくい。
今よりも、少しでも明るくしたい、変色を薄くしたい!
という方には試してみることは可能。
■エナメル質形成不全症の方
エナメル質が十分に成長していなく、軽度の不全症では表面の一部が白く濁っており斑点のようになってとり、ホワイトニングを行うとその濁っている部分が更に白くなり過ぎて、目立ってしまう。
重度形成不全症の方だと、象牙質の色が強く出ておりもともと黄ばみが強いため、ホワイトニングで白くすることが難しい。
ので、白さを追求するならば人工物で詰めたり、被せたりする方法が適応と考える。
■神経の無い歯
神経の無い歯は歯であるが、歯の内部での機能を失っているため、ホワイトニングの薬剤がエナメル質や象牙質に機能しないので、白くはならない。
と
色々なケースで適応できないことがありますので、
ホワイトニングを受ける際は、やはり
専門医に診てもらってから行う方が良いですね!