本当に予防意識高いのか?スウェーデン式歯科②
前回のスウェーデンでの歯の予防意識の高さは定期検診をしっかり受けている事から来るのだが、定期検診がどうのこうのと言う前にしっかりとした予防法を習い、知り、実行し続けることが何よりも大事なんだとお伝えしました。
当院は、父の代から原宿、表参道という場所柄もあり昔から、様々な国籍の患者さん達の歯を治療して参りました。
フランス、アメリカ、メキシコ、カナダ、韓国、台湾、タイ、中国、そしてスウェーデンの方々
と、国際色豊かな上に、とて〜も個性的な方々との歯の治療を通じて、私自身の歯科医人生にとても貴重な経験をさせていただきました。
歯の予防先進国であるスウェーデン出身のサメちゃん( 村雨辰剛さん)以外に、もう1人スウェーデン人の患者さんがいらっしゃるのですが、
このお二人、初診時のカウンセリングの際に現在使用している歯磨きの道具の話を聞いてみたところ、
普通の歯ブラシとたまにフロスをされている所は互いに同じでした。
何故、いつからフロスを使い始めたのかをたずねると、幼少期から親に強制的にやらされていたたの事。
これ、欧米人あるあるで、
歯の間の汚れを取るには、とにかく
フロス!
親御さんからやれと言われて育つ方多いんですよね、
さすが、歯の予防の国から来たお二人、意識高い!と思ったのですが、
お二人や歯を拝見したところ、フロスはされているので、歯は大変綺麗なのだが、歯と歯の間の歯ぐきが腫れているんですよね、
そこで、私の大好物である歯間ブラシを入れ食べカスを取った後、出るは出るは歯肉炎による出血が、、
スウェーデン人は皆、歯のブラッシング法をしっかり習っているかと聞いてみると、
お二人とも習ったことは無いとのこと、、、
親に言われフロスをやる習慣があるのみで、フロスも毎日でなくたまにやるだけ、、
あれ?
スカンディナビアン デントストリーは?
何処いった。
サメちゃんいわく、
世界の中でも税率が高くその分、教育、福祉、医療へは手厚いが、貧困や犯罪(ドラッグ)、離婚率も高いなどもあり
また格差もあるので家庭によっての差は他の国同様にあるし、皆が裕福な訳ではないとのこと。
我々日本人からすると、北欧の国々はとにかく人に優しく、エコなイメージを持っています。
最近は、スマホの出現から日本同様、スウェーデンでも人に関心を持たなくなってきているとも聞きました、公衆でも以前より人の優しさが減ってきていると彼らから聞きました。
私が、以前アメリカに居た時、日本には忍者がいるんだろ?と真剣に聞かれた事がありました。
これと同じで、勝手なイメージというかこの国はこれがステレオタイプだよね!みたいなものを勝手に思い込んでいるだけだったんです。
勿論、スウェーデンに比べ日本ではまだ歯は痛くなったら治すという概念はあると思いますが、
スウェーデン人だからといって皆、歯がパーフェクトということは無いってことなんです。
彼らお二人は、パトリア歯科で歯の構造、磨き方、使う道具、そして予防法を知ることができ良かったと言って頂き、今も定期検診にいらしてます。
学生時代から
スウェーデン🇸🇪 、スウェーデン🇸🇪、スウェーデン🇸🇪とにかくスウェーデン🇸🇪、
スウェーデン🇸🇪が1番すげーんだよ!
( 中邑真輔 風!)
と聞かされてきた自分が、スウェーデン人の方に歯の予防法を伝える時がまさか、
来るとは、、
なんとなく磨く、なんとなく磨く道具を使う
のではなく
皆さんも、しっかりとした使い方、予防法を習ってくださいね!
我々日本人だって、同じ人間なのですから、
いつからでも、歯を守ることは出来ます!
歯は裏切らない!
でも、やはりサメちゃん
顔が小さ過ぎ、、だし
綺麗すぎる、、、