夢の歯生え薬
一昨年の七夕から、毛生え薬を使用し出した嶋田です。
学生時代から長髪で、40手前までもやや長めの髪をしていたのですが、40過ぎてから生え際な頭皮がなんとなく見え、元々細めの髪質が更に細くなり、ハリコシも元気がなくなってきた感があり同級生の患者さんに相談してした所、育毛しかない!とのアドバイスを貰い、たまたま七夕の日から願いを込めて育毛を始め早2年目突入。
お陰様で、髪質は元気になりましたが伸ばすと20代の頃のようなハリはないので最近は短髪になっております。
かな〜り脱線しましたが、
先日の日経新聞に
「歯生え薬、安全性試験」という記事が
京都大学発スタートアップ企業のトレジェムバイオファームという会社が歯生え薬の開発に向け、臨床試験の前段階の安全性試験に入るそうです。
この会社のサイトを見たところ、
過剰歯(通常よりも多い歯)を持つとても稀な遺伝子欠損のモデルマウスを発見し、そのマウスのUSAG-1タンパクを活用し抗体を作り先天性、後天性に歯を欠損した歯の数の少ないマウスに投与する事で歯を生やし、歯の数が回復することが確認されたそうです。
その後、通常のマウスやフェレットでも同様に成功し
現在は2024年には先天性無歯症の患者を対象にヒト臨床試験の実施に向け製造方法・精製の検討、安全性試験の準備をしているとのことです。
とうとう、ここまで来たか!
この薬が実用化されれば、先天的に歯が欠損(生えてこない)している、虫歯や歯周病で保存が効かなく抜歯したケース、既に入れ歯を使用しているケースなどなど、
様々な症例に対応する事ができ、抜歯をしてインプラント、クラウンブリッジ、入れ歯にしなくても新たな歯が生えてくるなんて、本当に夢のような治療方法です。
ただし、このような薬に頼ることなく、いま自分の口の中にある歯をしっかりと自分自身で予防法を知り、守り抜く気持ちを持ち続けることは忘れないで貰いたいです。
しかし、この薬が歯で苦しんでいる方々にとって希望になることは間違いないでしょう。
研究されている方々を応援していきましょう!
さあ、今夜も育毛、育毛!
そして、歯磨き、歯磨き!
継続は力なり!