歯のトラブル、本当に知ってもらいたいこと。
先日もテレビの情報番組で、コロナ禍で歯科医院での歯のチェックや治療を中断ないし行っていないという方が増えた事による、自身の歯のトラブルが増えてきているというデータについてやっていました。
そして、世界的に見ても、
やはり、日本人は歯の健康に対しての意識はとにかく低い、、、
コロナ禍になる前からも、定期検診を毎年受けるという方はなかなかの、健康マニア?の方がほとんどで、歯科医院はやはり痛くなったりトラブルが起きてから行くお決まりの場所という位置づけは今も変わっていないというのが歯科医師になって23年になりますが、日々、痛感します。
定期検診にしっかり、通っていらっしゃる患者さんから
知り合いが、歯のクリーニングとホワイトニングをしたいのでいくらくらいかかりますか?との質問を受け、
そのお知り合いの方は、どんなに頑張って磨いてもすぐに汚れが溜まってしまうとの事。
皆さんも、歯の汚れが自分で分かる状態になれば、重い腰をあげ歯科医院に足が向くようになるのでは?
歯の汚れ、
①お茶、ワイン、タバコなどによる着色
②食べかすによる汚れ
③先天的に、歯の色が黄ばんでいる
などなどありますが、
特に、①による汚れは
年齢関係なく、何故か?老け顔になります。
コーヒーカップの内側にこびりつく汚れや、真っ白なスニーカーのソールが黒ずんでくる感じに似てますよね。
どちらも、しっかり汚れを取れば、新品とはいわなくともかなりフレッシュな感じに戻りますよね?
この質問に対して、いつも感じるのは、
どうしてそのような汚れが付いてしまったのか?
その汚れを付きにくくする方法は無いのか?
という観点をお持ちになる方が、少ないという事です。
歯の表面の質や、歯磨き粉の種類、歯ブラシの硬さ、磨き方を知っているか、嗜好品の違い等
色々な問題が重なり合って起こる、歯の汚れ。
クリーニング代が、ホワイトニング代がいくらというのも大事な事です。
しかし、何故?
自分の歯は頑張っても汚れが付いてしまうのか?という疑問を持ってみることが、これからも毎日使う歯に対して、結果的に
歯の健康につながると共に、
ご自身の歯に対する愛情や興味が湧いてきて歯をしっかり予防しようと思うのでは?
私は、あくまで皆さんが歯への関心を持って貰えるようになって頂く、サポートしか出来ません。
痛くなったり、トラブルが起きればその時は一時的に歯に関心が向かいますが、
何故?
歯にトラブルが起きたのか?
どうすれば、トラブルを回避出来るのか?
どうすれば、クリーニングをそんなに受けなくとも綺麗な歯を維持できるのか?
皆さんも、そんな観点からご自身の歯に向き合ってもらいたいです。
そして、そのサポートを私にさせて頂ければ!