「スウェーデン人はみんな歯磨きが上手」という勘違い

先週発売された週刊文春で「スウェーデン式口腔ケア」の特集が組まれていました。
内容を読んでいて思ったのは、
「私が普段患者さんにお話ししていることとほとんど同じだな」
ということです。
フロスを使うこと。
歯間ブラシを使うこと。
歯ブラシだけに頼らないこと。
そして、長時間ゴシゴシ磨くことが必ずしも正解ではないこと。
これらは私も以前からブログやGoogleビジネスで繰り返しお伝えしています。
しかし、この特集を読んでいてもう一つ思ったことがあります。
日本人の中には
「スウェーデン人はみんな予防意識が高い」
「スウェーデン人は全員フロスをしている」
というイメージを持っている方が少なくありません。
ですが、それは少しステレオタイプかもしれません。
実際に私は過去にスウェーデン出身の患者さんを診療したことがあります。
お二人ともとても良い方でしたが、
「歯磨きが完璧」
「フロスを完璧に使いこなしている」
というわけではありませんでした。
むしろ私からフロスや歯間ブラシの使い方をお伝えしたことがあります。
考えてみれば当たり前です。
日本人がみんな武道をやっているわけではありません。
また、日本中を探しても忍者はいません(笑)。
それなのに海外では、
「日本にはまだ忍者やサムライがいる」
と思っている人もいるかもしれません。
それと同じで、
「スウェーデン人=全員予防の達人」
というわけではないのです。
ではなぜスウェーデンが予防先進国と呼ばれるのでしょうか。
それは国民全員が特別だからではなく、
予防を支える仕組みや教育が整っているからです。
定期検診を受ける文化。
子どもの頃からの予防教育。
予防中心の考え方。
そういったシステムが優れているのです。
結局のところ、歯を守るのに必要なのは国籍ではありません。
日本人でもスウェーデン人でも、
毎日の歯磨き
フロス
歯間ブラシ
そして定期的なメインテナンス。
これが最も重要です。
「スウェーデン式だから良い」
ではなく、
「科学的に正しいことを続ける」
ことが大切なのです。
月島で診療している私の考えも、実はそこにあります。🪥✨
これ、結構タイ先生のキャラが出るから、最後に
「ちなみに私はまだ一度も本物の忍者に会ったことはありません(笑)」
で締めても面白いと思います(笑)
