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2026/09/15

「フロキャン」していませんか?

なぜフロスは「週2〜3回」になってしまうのか?

最近、当院には新規の患者さんがたくさん来院してくださっています。

診療の際にフロスについて聞いてみると、以前とは少し変わってきたなと感じます。

「フロスなんて使ったことがありません」という方はかなり少なくなり、多くの方がフロスを使った経験があり、現在も使っています。

これはとても良いことだと思います。

ただ、もう一つ質問します。

「では、フロスは週に何回やっていますか?」

すると非常に多いのが、

「週2〜3回くらい」
「気が向いた時に」
「思い出した時にやっています」

という答えです。

髪の毛は毎日洗うのに、なぜフロスは週2〜3回?

そこで僕は患者さんに、こんな質問をします。

「髪の毛は週に何回洗いますか?」
「顔は週に何回洗いますか?」
「お風呂は週に何回入りますか?」

ほとんどの方が「毎日」と答えます。

中には「顔は朝と夜、1日2回洗います」という方もいます。

なぜ毎日洗うのでしょう?

当然、汚れが気になるからです。

では、歯と歯の間はどうでしょう。

食事をすれば、歯と歯の間にも毎日汚れがたまります。

歯ブラシを一生懸命やっていても、歯と歯の間にはブラシが十分届かない場所があります。

そこを掃除するのがフロスです。

フロスそのものより「習慣化」が難しい

フロスは、慣れてしまえばそれほど時間のかかるものではありません。

個人差はありますが、慣れれば30〜40秒程度で終わる方もいると思います。

それでも毎日はできない。

なぜでしょう。

僕は、フロスのやり方が難しいというより、毎日の生活の中に組み込むことが難しいのだと思っています。

「フロスをやった方がいい」

これは皆さん知っています。

「今日こそやろう」

そう思っている。

でも夜になって、疲れていると、

「今日はいいか」

となってしまう。

僕はこれを勝手に**「フロキャン」**と呼んでいます(笑)。

フロスをキャンセルするか、お風呂をキャンセルするか

たとえば夜、疲れて帰ってきたとします。

フロスも面倒。
お風呂も面倒。

さて、どちらをキャンセルするでしょう?

……おそらく、ほとんどの方がフロスをキャンセルすると思います。

でも僕は、それってちょっと歯に不公平だと思うんです。

顔や髪の毛など、人から見えるところは毎日きれいにする。

ところが、歯と歯の間のような見えないところは「今日はいいか」になってしまう。

歯は言葉を発することができません。

「昨日もフロスしてくれなかったよ」

「ここにずっと汚れが残ってるよ」

とは言ってくれません。

その状態が積み重なって、ある日、むし歯や歯周病という形で問題が現れることがあります。

目標は「週何回」ではなく「毎日の習慣」

フロスを週2〜3回やっている方は、決して意識が低いわけではありません。

むしろ、必要性はすでに分かっている方が多い。

あとは、それを毎日の習慣にできるかどうかです。

顔を洗う。
歯を磨く。
お風呂に入る。

そこにもう一つ、

「フロスをする」

を加えてみてください。

最初は面倒でも、毎日やっているうちに「やらないと気持ち悪い」に変わってきます。

そこまでいけば勝ちです。

今日から「フロキャン」をやめてみませんか?

歯にも、毎日きれいになる権利があります(笑)。

月島パトリア歯科
嶋田 泰次郎