母園での歯科健診、今年も行ってきました


本日、私が卒園した幼稚園で、年に一度の歯科健診を行ってきました。
今年で8年目になります。
毎年この時期になると、元気いっぱいの園児たちに囲まれながら診察をしていますが、「自分もここで過ごしていたんだな」と思うと、不思議な気持ちになります。
今回は約200名近くの園児を診させていただきました。
そして今年も、虫歯が見つかったお子さんが10人もいなかったことです。
私が歯科医師になった25年以上前は、幼稚園や小学校の健診で虫歯がたくさん見つかることも珍しくありませんでした。しかし最近は、毎年確実に子どもたちのお口の状態が良くなっていると感じます。
これは、
- 保護者の方の予防意識の向上
- フッ素塗布の普及
- フッ素入り歯磨き粉の使用
- 定期健診を受ける習慣
- 仕上げ磨きの定着
- 歯科医院での予防管理
といった積み重ねの成果だと思います。
「日本はまだ予防後進国」と言われることもありますが、少なくとも子どもたちの予防に関しては、確実に前進していると実感しました。
特に、幼児期の虫歯予防は保護者の方にしかできないことがあります。
小さなお子さんは、自分では十分に磨くことができません。「自分で磨けるようになったから大丈夫」と思っていても、実際には磨き残しが多いのが現実です。
そのため、保護者の方による仕上げ磨きが最も重要な虫歯予防の一つです。
毎日完璧である必要はありません。忙しい日もあると思います。しかし、寝る前の数分だけでも「最後は大人が確認して仕上げる」という習慣を続けることで、子どもの将来のお口の健康は大きく変わります。
今回の健診結果を見て、「日本の子どもたちの予防は確実に前進している」と実感しました。
一方で、その成果は子どもたちだけの努力ではなく、毎日仕上げ磨きをしてくださっている保護者の皆さまの積み重ねによるものです。
もちろん、虫歯が少なくなったから終わりではありません。
乳歯の時期から歯科医院に慣れ、痛くなってから行く場所ではなく、「健康を守るために通う場所」として歯科医院と付き合っていくことが大切です。
今年も元気な園児たちの笑顔にたくさんの元気をもらいました。
来年もまた、この母園で子どもたちの成長した姿に会えることを楽しみにしています。
幼稚園の先生方、保護者の皆さま、ご協力ありがとうございました。