ホワイトニングで歯がしみる理由
ホワイトニングで使用する成分は
であり、その濃度が重要とお伝えしましたが。
この過酸化水素
全員の方ではありませんが、
使用する事で、ホワイトニング中、後に一時的に歯がしみる症状が出る方もいらっしゃいます。
では、
どんなケースで出るのか。
○ 歯の表面が一時的に脱灰して起こる知覚過敏
使用する過酸化水素により、歯の表面のエナメル質が脱灰( 表面が、ガサガサになる状態)してしまい、エナメル質の奥にある象牙質まで薬剤が浸透してしまう事で、しみる症状が出てしまう。
象牙質には、歯の神経から無数の神経細胞が伸びていて、刺激が神経に伝わってしまう。
【対処法】
施術後、フッ素か歯と同成分のハイドロキシアパタイトの入ったペースト剤をブラシで塗布しエナメル質を保護、強化する。
○ 過酸化水素による神経への刺激
脱灰からの状態同様、過酸化水素の刺激により象牙質まで浸透してしまい、神経の入っている歯髄を刺激してしまい痛みが出る。
特に、エナメル質が薄い患者さんの場合、容易に象牙質まで浸透してしまい痛みが出やすくなる。
特に歯ぐき寄りの、歯の付け根付近はエナメル質が薄いので、薬剤は塗布出来ません。
【対処法】
やはり、施術後フッ素、ハイドロキシアパタイト入りのペースト剤を使用する。
痛みが持続的に出る場合は痛み止めの服用。
○ 薬剤による歯ぐきへの刺激
過酸化水素、皮膚などに付くと皮膚表面が一時的に白くただれ、ヒリヒリします。
やはり、過酸化水素
漂白剤なので、皮膚、歯ぐき、頬の粘膜等に付着するとただれます。
施術中も、過酸化水素のペーストを歯に塗布する際、
特に歯の付け根の歯ぐき
歯と歯の間の歯ぐき
唇
には、絶対に付かないよう細心の注意を払って行っております。
しかし、万が一、ペースト剤が付いてしまったらすぐに水を含んだ綿球等で拭き取り、
数分間置く事で、元の歯ぐきに戻ります。
【対処法】
施術する者の注意力
施術中、寝てしまう患者さんが、突然口を大きく開けてしまい歯の表面の薬剤が唇、歯ぐきに付いてしまわない様、
定期的に患者さんへの声がけ。
口が開かないように、コットンロールを噛み続けてもらう。
白い歯になりたい、
しかし、使用する薬剤には様々な危険があります。
ホワイトニングを受ける方も、こう言ったトラブルがある事を理解されてから、
施術を受けましょう!
be white ❕