正しい歯の磨き方4つのブラシで4分ブラッシング
「ながら磨き」や「つもり磨き」じゃ汚れは落ちない。虫歯予防、歯周病予防には毎食後の歯磨きが大切です。
当たり前ですが、ほとんどの方が、正しいブラッシングをしていません。
たいてい歯磨き粉の清涼感で、磨いたつもりになっているだけ。これが磨いた「つもり磨き」。
そして、とりあえず数分、ブラッシングをしているだけ。これが「ながら磨き」。
これでは、部屋の掃除を、目をつぶって行なっているようなものです。
大切な時間、大切な歯を守るため、虫歯・歯周病予防のための正しい歯磨きの方法をお教えします。
表面より汚れが潜む歯周ポケットの中を狙え。
歯の表面はとてもデリケート。力に任せて磨いてしまうとコーティングが傷ついてしまいます。磨くべきは、歯と歯茎の間の歯周ポケットの中。日本では約80%の大人が歯周病と言われています。ほとんどの大人の方は、歯周ポケットの中に検査用の棒を入れると、4ミリ以上奥に入ります。これは歯を支える骨が溶けてしまった状態です。虫歯と違い、痛みがないので、気づかないうちに歯周病によって顎の骨が溶けてしまったのです。まずは、歯周病検診を受けて、ご自分の歯周病の状態を知ることが重要です。
奥歯の裏側。ほほの内側の悲惨。
奥歯の後ろ側。これは専門の鏡でないと見ることができません。見えない所は、通常の歯ブラシでは、ほぼ、磨けていないと思ってください。そこで奥歯の裏や、ほほの内側などを専用で磨くための奥歯ブラシ。特別な形状で、奥歯の後ろ側にしっかり届く。一度、使うと奥まで届いているのが分かります。それは同時に、今までの歯ブラシが当たっていなかった(磨けていなかった)ことを自覚できる残念なチャンスでもあるのです。今日から必ず奥歯の裏磨きをしてください。
年齢によって歯の間隔は変化します。
歯と歯が接触しているところは、細菌が隠れやすく、増えやすい場所。虫歯が生まれるのも多い場所です。また治療後に銀歯などを入れている場合も、この隣接面に細菌がたまり、詰め物の下が以前より悪化していることも多くあります。歯と歯が接触しているところは「フロス」を使用して磨いてください。両手の指にフロスを巻きつけ、歯と歯の間を狙い、指をもう一本使って歯の接触面に入れたら、上に戻さずに、引き抜く。なかなか難しいですが、慣れればすぐに出来る様になります。
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