表参道パトリア歯科
歯のお話

詰め物が取れる理由

歯の詰め物が、取れる。


皆さんは、こんな経験をされた事ありませんか?


食事をしていたら、食べ物に何か入っていたのかと驚いてみたところ歯の詰め物が、、


そんなに、硬い物を食べた訳では無いのに、、


また、間違って飲み込んでしまったなんてケースも、、


取れる理由を考えてみると


① セットされた人工物( 被せ物、詰め物 等)の適合( フィット感)が悪く、ボンドで無理矢理、歯に付けられていた。


② ガム、グミ等の粘着性の強い食べ物を食べた。


これらの食品のパッケージには必ず歯科用の詰め物が取れやすいと注意書きがされていますよね。


③ 20年以上前に詰めた物で、中で虫歯が再発してしまい、歯と詰め物の間に隙間が出来、外れてしまう。


特に、神経の無い歯に被せてある被せ物に良く見られます。


④ 寝ている間に行う歯ぎしりやくいしばり、そして噛みぐせ等により、詰め物に過剰な力がかかり外れてしまう。


⑤ 接着する際の手順をしっかり守っていない。


私が、臨床を通じて多くみるのは



最近の歯科用の接着剤は、かなり強くなっており歯の内部の象牙質とも強く接着するような製品だらけ、


その代わり、接着する際の手順や、歯ぐきな環境( 歯肉炎による出血が絶対に無いこと)がしっかりしている事が前提でありますが。


そんな状況でも、この歯ぎしり、くいしばりの力ってのが、


とてつもなく、強敵なのです。


奥歯にかかる力は、体重の倍近く、


この力が毎日、毎日歯にかかる事で詰め物か外れてしまうケースが多く見られます。


詰め物が、外れたがそのままはまっていて最後の一撃が食べている途中にポロっと取れてくる、こんなケースがほとんどです。


では、


どうすれば、いいのか?


良く、詰め物をセットする際に聞く


「 カチカチしてぐたさい、横にギリギリしてください 」


この噛み合わせの調整をしっかりする事。


寝る用のマウスピースを装着する事。


とにかく、過剰な圧を歯に与えないこと、ただでさえ毎日休む事なく歯を使って食べ物を粉砕している訳ですから、


自分に取って、この詰め物が取れるという事は最大の敗北なのです。


自分が処置させて頂いた詰め物が取れた、欠けた、外れたという連絡を頂くと、


へこみます、、、


落ち込みます、、


しっかり、削って、フィットした詰め物を入れる。これは歯科医師としては当たり前の仕事。


そんな、詰め物を長期間もたせられる治療を日々行っております。


でも、やっぱり1番良いのは、詰め物を入れなくても良い状態にする事ですよね!


詰め物が入ってなければ、外れる心配もありません。


もう既に、詰め物が入っている方であれば、もうこれ以上自分の最高に輝いている天然の歯に詰め物を入れさせない様に予防しましょう!


ある患者さんから、面白い話を以前聞きました。


詰め物を接着剤でセットして、お会計を終え病院を出た瞬間、外れた、、そうです。


これは、、、


恐らく、


フィットしてない物を入れてもらったんでしょうね、、、


その、先生が強面で怖くて言えなかったとおっしゃってました。

表参道パトリア歯科 院長
歯科医師 嶋田 泰次郎
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