定期検診のすすめ

治療を終える今からがスタート
共に健康的な歯生活を

治療を終えた後、いかに良い状態を維持するかは患者さん次第です。
毎日の歯磨きをし、口の中の環境を整えるのは患者さんの担当。
そして定期的に来院して頂き口の中の環境、機能のチェックをするのが私の担当。
どちらか1つでも欠けると、共に作った作品は壊れてしまう。
そうならないように、貴方の協力、参加が必要なのです。
治療は確かに終了しました。
しかし、これからが貴方の歯にとっての再スタート。

定期検診はなぜ必要なのか？

それは、私と共に協力して完成したこの世に２つとない素晴らしい作品を、これから何年も、いや何十年も、綺麗な状態で保つ為にあるのです。

患者さんは、歯に関しては素人さん。
しかし、当院でしっかり歯の英才？教育を受けられた方は、歯のマニアに変身してしまいます。
ただし、マニアになられたとしても、ご自身でケア出来る事には限界があり、客観的に自身の歯を見極めることは難しい。
また、しっかりした予防法を会得したのにも関わらず、悪い癖が戻ってしまうことも多々見受けられます。
その為に、定期的に来院して頂き、共同作品である皆様の歯の状態を拝見させて頂きたいのです。

定期検診の2つのポイント

細菌 (口の中のバイ菌) のコントロール

口の中には、何種類もの細菌が住んでおり、その細菌達と共存して人は生活している状況です。
いくら磨いて徹底的に予防しても、細菌はゼロにはなりません…
その細菌の数をコントロールし少なくることが虫歯、歯周病を防ぐ為に必要なことになります。

では、どうやってコントロールするのか？
それは、当院で習った磨き方をしっかり行い細菌の量を少なく維持出来ているか。
ですから、治療が終了してからもしっかりとブラッシングが出来ているかをチェックさせて頂いております。

力 (噛む力) のコントロール

左右均等に噛みたい、こう言われる方がいらっしゃいます。
が、なかなか、食事の際に左右50:50で噛むことは難しい。
人それぞれ、噛み方、力の入り易い場所、顎の関節の動きなどなど、左右均等に動かす事はできないのです。
どうしても左右差が現れてしまいます。ですから、歯の噛み合わせで一極集中しやすい所が出てきてしまいます。
その歯に過剰な負担がかかり、かなりのダメージを受ける事で、最悪、抜歯になってしまったり、せっかく完成した素晴らしい作品が破壊されてしまいます。
こうなってしまうと、また再治療…になってしまいます。

この力のコントロールは、患者さんのケアだけで出来るものではありません。
私が、患者さんの歯へのストレスを見極め調整する事で、完成した作品を、持続可能に維持させて頂いております。

自費診療