予防意識高めの、スウェーデン式歯科①
北欧に、人口1000万弱の国であるスウェーデン🇸🇪という国があります。
スウェーデンと聞いて
イメージする事は、
自動車メーカーのボルボ、家具メーカーのIKEA、アパレルメーカーのH&M、
そして、
筋肉体操でお馴染みのサメちゃんこと
村雨辰剛!
最近のサメちゃんの活躍といったら、朝ドラやらプライベートジムの広告やら、雑誌Safariと多方面で彼の姿を見ることが多く、
筋肉体操ファミリー?の私にとって、彼の活躍は本当に嬉しいんです!
我々、歯科業界の者にとってスウェーデンと言えば、インプラント治療やキシリトールの発祥であり、とにかく国をあげて国民の歯の健康に対してしっかりとした政策を取っている国というイメージが強いのです。
学生時代も、スウェーデンに留学された先生の講演等を拝聴し、スウェーデン人の歯に対する予防意識の高さに驚き‼️
自分も、しっかりとした予防法を患者さん達に伝えられるようになりたいと思っており、今、現在も歯の大切さをお節介コミュニケーションでうるさく?お伝えしております。
スウェーデン式、北欧全体を含めスカンディナビアン・テントストリーと良く言われているのですが、
北欧式の何が凄いのか、
皆さんは知らないと思います。
簡単に言えば、歯を削ったりして治すのではなく、しっかりとした予防法を通じて生涯自分の歯を失わないようにしよう!という事なんです。
あるデータでは、
80歳まで28本ある歯の、残存率( どれだけ残るか)では
日本🇯🇵 8〜10本
スウェーデン🇸🇪 20本を超える
何故、ここまで差が出るのか?
それは、定期検診の受診率によるのです。
定期検診率
日本🇯🇵 2%
アメリカ🇺🇸 80%
そして、
スウェーデン🇸🇪 驚きの90%‼️
スウェーデンも、1970年台は今の日本と同じで、痛くなったり歯が悪くなったら受診するというスタイルだった為、虫歯等の罹患率が物凄く増加してしまい、国を挙げて歯の予防を国民に意識させたそうです。
先程の留学された先生の話で、現地の歯科衛生士さんは自身が担当された患者さんの歯を抜かなくてはならなくなってしまい、抜歯をした際に、涙を流したとか‼️
自分が、その方の歯を守りきれなかった事の悔しさと悲しみで、、、
この話を聞いた時、
マジかよ、作り話なんだろ
、、とは思いましたが、
それだけの熱い気持ちで、患者さんに対してプロ意識を持ち仕事をされているんだなと、感服したことを覚えております。
では、
我々、日本人もスウェーデン式の歯の予防を学べば彼らと同じように歯を多く残せるようになるのか?
スウェーデン式って一体なんなの?
と思いませんか?
結論から言うと、
スウェーデン式だろうが、日本式だろうが、アメリカ式だろうが、
とにかく、歯の汚れである歯垢を4つの道具で取り除けば良いってことです。
以前書かせていただきました、プラットフォームの話になりますが、
人種、性別、年齢等、歯の予防をすることになんの違いはありません。
食べたら、磨くのではなく、
汚れを取る!
職場に行ったら、ただ仕事をするのではなく、
効率よく、与えられた仕事を効率よくポイントを抑えて仕事をする。
と同じように、
いかに、歯の構造から、病気が起こる理由、そしてその予防法を
学び、
実行し、
継続する( これが、1番難しいですよね)
ある高齢者の患者さんが、毎日、私に言われた通りに朝、夜やることがストレスに感じることがあると言われた事がありますが、
その磨き方をしなければ、また以前のように腫れて痛みを繰り返し、また治療が待っているのです、そんなことはわかっちゃいるけど、、、
やはり、そのストレスを磨いた後の爽快感、やらないと気持ち悪いというマインドに変えないといけません。
これが、人間の性、
この性には〜式とか関係ないのです。
スウェーデン🇸🇪
なんか、響きが良いですよね!
しかし、歯の予防には〜式とかではなく、
自己と向き合い、己を律し、継続していくしかないのです!
さあ、皆さんも
自分を少し追い込んでみてみましょう!
歯は裏切らない!