虫歯治療
ほとんどの虫歯は痛みが無いだから怖い
誰でも虫歯にはなりたくないですよね?
虫歯が出来てしまっても、ほとんどのケースで痛みが出ることはありません。
「痛く無いってことは虫歯じゃないんだ」と安心してしまう患者さんが多いのですが、痛みがあるということは、虫歯が深くまで進行している証拠。
歯の中には、神経と血管があります。血液が歯に栄養を運んで来ます。
虫歯になると歯の中の空間にある神経を刺激します。これが神経に激痛が走る段階。神経を抜かなくてはいけません(根管治療)。
治療にかかる時間、費用も多くかかり負担が増えます。
神経を抜いた後の歯は二度と虫歯にならないと思っている患者さんも多いのですが、神経を抜いた歯は、虫歯が再発しやすいんです。
当院では、可能な限り、神経を抜かずに治療できるように努力しています。
また、口腔内カメラを用いて、治療前、治療段階、治療後の状態を患者さんにお見せします。
口の中をチェックして、もし虫歯が見つかったら痛くなくても早めに治す。
そうすれば、歯を削る量も少なく、治療時間も短く、何より大切な歯を守ることができる。
早期治療が大事なんです。
さあ、虫歯よ消えてなくなれ!!
虫歯治療のこだわり
背の高さ、目の大きさ、顔立ち、ファッションセンス、学歴、年収などなど、他人と比べてしまう事って多々ありますよね?
そして、隣りの芝ほどなんちゃらという言葉がらあるように、他人程、よく見えてしまうものです。
では、皆さんは他人の歯を自分の歯と比べた事ってありますか?
恐らく、歯並び、歯の白さ、この2点だけではないでしょうか?
見える所しか、比較できないですよね?
では、虫歯になってしまい、その歯の虫歯の重症度を比べた事なんて、絶対に無いですよね?
当院では、虫歯の重症度を、当人である皆さんに絶対理解して貰いたいというお節介心から、口腔内カメラで、削る前、途中、後、また、他の方の虫歯の症例写真との比較、またはご自身の他の虫歯治療との比較を画像でとことんまで説明しております。
ただ、写真では、立体感が表せないので、かなり深い虫歯のケースの場合、削った状態の歯型を採り模型にして、どれだけ虫歯の穴が大きく深いのかを、これまた色々な虫歯模型と比較して説明させて頂いております。何事も、己を知る。これが、治療の第一歩なのでは?
感染層のとり残し・削りすぎを防ぐ
当院では、虫歯治療の際に削除すべきう蝕象牙質感染層のみ染色する、こちらのカリエスチェックを必ず使用しています。染色部すべてを削除することにより、感染層のとり残し・削りすぎを防ぐことにより、しっかり虫歯を駆逐しております。
削り残しがあれば、いくら素晴らしく高価な詰め物を入れてもまた内部で虫歯が再発するだけですから。
ちなみに、このニシカさん創業80年の老舗歯科材料屋さんで、父の代からこの製品を使用しており信頼のおける商品なのです。
虫歯の進行度と治療法
虫歯治療
Co(初期虫歯)
少しずつ歯が溶け出し、虫歯になりだした状態です。穴があいたり、黒くなってはいませんが、白く見える場合があります。この状態であれば、フッ素入りの歯磨き粉を使いしっかり磨く事によって再石灰化させる事が出来ます。
C1(エナメル質う触)
虫歯によって歯のエナメル質が溶けて小さな穴が出来た状態です。まだ痛みはありません。最低限の歯を削り、白い詰め物をする事で治療が終了します。
C2(象牙質う触)
虫歯のよって歯のエナメル質の下にある象牙質が溶けた状態です。冷たいものなどがしみ始め、少しずつ痛みを感じます。麻酔を使い、歯を削り詰め物などをして治療します。
根管治療
C3(神経まで達したう触)
虫歯によってさらに深く溶け、歯の神経に到達した状態です。痛みが強く、炎症を起こし歯茎が腫れたりします。麻酔を使い根管治療を行います。
C4(残根状態)
歯がほとんど溶けてしまった状態です。治療が可能な歯質が残っていれば根管治療を行います。
根管治療とは
歯髄(しずい)と言う神経や血管を含む組織が歯の中にはあります。 虫歯によって歯髄が感染したりしてしまうと、その歯髄を取り除く治療が必要になり、それを根管治療と言います。 根管治療では細菌をできるだけ消毒すること、新たに細菌を侵入させない事が重要になってきます。 十分に殺菌をした後で詰め物をします。 しっかりと詰め物をした後でその上に被せ物を支える土台を作り、最後に被せ物をします。
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神経の無い歯ほど虫歯になりやすい
神経を守りたい。
私、歯の神経治療が好きではありません。
治療が不得意?なのではなく、神経を失った歯の未来が明るくないからです。
祖父の代から長く歯のケアをさせて頂いていると、神経の無い歯ほど、歯の劣化から虫歯の再発、根や歯冠が割れたりと、抜歯になるケースばかりです。
また、神経を取れば、二度と虫歯にならないなんて、都市伝説を信じている方もいるのではないでしょうか。
神経がなくても、虫歯になります。
神経無い歯の根の病気になろうもんなら、激痛でのたうち回ることは明白。
ですから、歯の神経を守れば、歯はもちます。
虫歯治療を受けていても、神経さえあればなんとかなるんです。
ですから、歯の神経治療をしたくないのです。
細菌の侵入を防ぎ、歯の神経を守る
当院では、神経近くまで達してしまった、又は神経の入っている洞窟の一部が露出してしまった場合にレジンマトリックスにケイ酸カルシウムを配合したMTA系覆髄材料を使用しております。
MTA(Mineral Trioxide Aggregate)とは、ケイ酸カルシウムを主成分とし、覆髄に重要な生体親和性やカルシウムイオンの放出、高い封鎖性、石灰化促進作用、アルカリ環境を作りデンティンブリッジを形成、歯質接着性を可能にし、抗菌性に優れた直接、間接覆髄材料です。
この材料を使うことで、神経ギリギリの歯の部分に新たな歯となりえるデンティンブリッジを作り、細菌の侵入を防ぎ、歯の神経を守る事が出来ます。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 | |
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午前 11:00 〜 午後 7:00 | ● | ● | △ | - | ● | ▲ | - |
△:午前 10:00 〜 午後 2:00
▲:午前 10:00 〜 午後 6:00