表参道パトリア歯科
歯のお話

中心結節、歯にある怖い角

怖い角


その名を


中心結節


歯の形態異常で、下の真ん中の歯(下顎第二小臼歯)に出現しやすく、その発現率は1〜4%と言われ、歯の真ん中である噛む面にまるで角のように存在するものであります。


中心結節の歯


では、この角


何が問題なのか?


それはこの角の真下、すぐ下に神経の入っている歯髄という空間があるのです!


通常の歯と中心結節の歯


と言われても、だから何?


と思われますよね。


通常の歯髄( 神経の入っている空間)は歯の頭から個人差がありますが6〜9mm離れているので、虫歯がこの深さまで進んでしまった時に、痛みが出ていわゆる神経治療に移行します。


しかしこの角、咬んだ際に折れてしまったり

歯ぎしりや食いしばり等、通常の食事で咬むことにより擦り減ってしまい歯髄が露出してしまい、恐ろしい痛みが現れ、即神経治療へ、、、


虫歯と言った、一切の猶予( 神経まで虫歯が進行するのに8年位かかると言われてます)が無く神経を取らないといけなくなり、


なんとも残酷なとても恐ろしい角なのです。


学生時代に座学で習った事はあるものの、今まで遭遇することはなかったのですが、当院に通われているマッチョの患者さんの歯を拝見していると、


ありゃ?


この角、もしや、、


中心結節じゃねぇか!


生まれて初めて見る、中心結節、感動しましたね。レントゲンを撮っても真下に歯髄!まさに教科書通り。


この方の反対側の同じ下顎第二小臼歯には、過去に神経治療を受けた跡が。問診すると小学生時代に恐ろしい痛みで、歯科医院に親御さんと駆け込んだ嫌な思い出があるとおっしゃっていました。


片側だけでなく、両側にあるとはこれまた教科書通り。


今回は、守らなければと教科書通りに周りに歯科用樹脂(コンポジットレジン)を流し、周りを埋め、上顎の咬みあう歯との咬みあわせを調整しました。流すだけなので麻酔も必要無し!


小学生のお子さんをお持ちの保護者の皆さん、お子さんの下の真ん中の歯に角がないかチェックしてみて下さいね!


小学4.5年生頃から生えてきますから。

表参道パトリア歯科 院長
歯科医師 嶋田 泰次郎
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