P検で、オール2か3を取ろう!
学生時代、学期末に渡される通知表。
クラスの中に、オール5なんて取る生徒もいたのでは?
オール5
なんか、響きが良いですよね?
頭、良い〜、
優秀〜、
憧れる〜、
オール5取ってみて〜
なんて思ったことは一度くらいはあるのでは?
以前、お話した
歯周病検査、略してP検。
歯周ポケットに目盛の付いたポケット探針という道具を、歯の外周4から6ヶ所挿入し歯ぐきのポケットから歯ぐき内にある顎の骨までの距離を計測する検査のこと。
この検査では、
オール5では、ダメダメなんです。
オール2もしくは3でないと、
あなたの歯ぐきはダメダメなんです。
というのも、
健康、正常の顎の骨までの距離は
歯周ポケットから2〜3mm。
4mm以上の箇所があると、その部分の顎の骨は何かしらの原因かで溶けてしまっていて、
歯周病にかかっていると診断されてしまうのです。
当院に通われるている大半の方が、数年前には4〜5mmのポケットがあったのですが、
歯の磨き方を覚え、4種の神器を駆使し汚れを自分で徹底的に取れるようになり、その後の再検査で深かった部位が3mmに回復し、
歯周病でなくなるケースばかりです。
これは、若い頃に歯周病と診断されたとしても数年経ち、年は重ねたけれども歯ぐきは健康になれるということなのです。
一般的には、加齢変化によって歯周病になるとイメージされるかも知れませんが、当院でしっかり学ばれた皆さんは若かった頃よりも今の方が歯も歯ぐきも健康なんです。
ですが、
疲れが抜けない
シワが増えた
体の節々が痛い
髪が細くなった
など様々な加齢変化は起きていますが、
口の中は
元気!
残念ながら6mm以上の深さになってくると、特殊な外科処置等が必要となり、通常の処置だけでは回復が難しくなってしまいます。
また、オール3を取れたとしてもその後のセルフケアや定期検診を、あいまいにしていくと…
再び、4mm以上の深さに戻ってしまうことがあり、
まさに、
リバウンド状態…
やはり、日々の継続がとにかく大事なのです!
学業の世界ではオール5を取ることはとてもとても素晴らしいことですが、
歯ぐきの世界では、
オール2か3
何歳になっても、良い状態をキープするためにも
皆さんも、オール2か3を取ってみてはいかがですか?
ちなみに私には、4mm以上の部位が2カ所だけあり、
日々、しっかりと手入れをしております。