歯間ブラシが口腔を救う!
無類の歯間ブラシ好きの嶋田です。
私自身、歯間ブラシを使用し出したのは27歳頃と、医療従事者のくせにかなり?遅咲きで当時は歯ブラシ一本のみ、、
なにせ、虫歯になったことがないことを言い訳にしてあまりしっかり磨いていませんでした。
当時勤務していた医院では患者さんの歯磨き指導をしていたのは、主に衛生士さん達がメインであり、
治療が終わったら、簡単に指導している、と、まあ、何処にでもあるような歯科医院でした。
虫歯治療の型取りや、親知らずを抜く際に歯ぐきがかなり腫れている方の多さが目立ち、再度、衛生士さんに歯磨き指導を徹底するよう指示をするも、
「 指導しても、なかなかやってくれなく、どうすれば習慣化出来るのか難しい、私達が伝えるよりも先生から伝えた方が患者さんもやるのでは?」
みたいなことを言われました。
いや、それをするのが衛生士さんだろ?、、と思う私
当時は卒後3年目で、あれもこれも、とにかくなんでも色々な治療やセミナーや勉強会で得た知識を治療の中でトライし自己の経験を上げレベルアップしたい盛り。
歯磨き指導よりも、治療、治療、治療
しかし
同業者である父の医院では衛生士さんが徹底的に歯磨き指導を行うスタイルだったので、父もとにかく歯磨き、歯磨き、歯磨きというドクターで、
「衛生士さんが歯ぐきのコンディションを整えられるようにドクターが衛生士さんを指導しないとダメだ!」という考え
また、大学時代に歯周病科の教授から習った、
歯を削る前に歯ぐきの環境を整えろ
初診で、歯を削るな
の教えを思い出し。
もともとおしゃべり好きな私。
よっしゃ、俺が歯磨き指導したる!
の思いで、
歯ブラシと歯間ブラシを中心に自分で指導するようになりました。
しかし、
患者さんにやってと言っても、なかなかやらない、、のよ、これが、
そりゃ、初めの頃は腫れた歯ぐきにブラシ入れりゃあ血はドバドバ出るし、めちゃ痛いは、ブラシ入れるの怖いし、毎日やるの面倒くさいはの負の4重層…
命令すりゃ、嫌われるし、お願いしてやってもらうものではないし、だって貴方の健康の為にやるのにお願いってね。
その頃まで、歯間ブラシをやったことの無い自分。
患者さんに指導してるのに、当の自分はやっていない、
そりゃ、説得力ゼロだ。
ブラシを入れてみたら、ドバドバではないがまあ出るは出るは出血🩸が、そして、痛い痛い。
こりゃ、皆さんやりたくないわな。
数日歯間ブラシをやっていると、面白いくらい出血が止まり歯ぐきの色は健康なピンクに変身!
すげ〜
歯ぐき、すげ〜!
と
自身で体感した事で、腫れていない歯ぐきの気持ちの良い感覚を少しでも多くの患者さんに伝えたいと思い、悪戦苦闘しながらまなんとか上手く伝えられるようになり現在にいたります。
人に指導するのであれば、やはり自身が同じ経験をした上で、行うことによる変化をしっかり伝え共有することができる。
伝える力
なかなか、達人になるのは難しいですが、
今、現在も修行中!
年齢、性別そして国籍関係なく
何かをしっかり伝える。
簡単なようで、1番難しい。
その後、歯磨き指導は衛生士さんではなく全て自分でやるようになってしまい、私が指導させてもらう事で患者さん方の背景(ばっくグラウンド)が見えて来るようになり、治療だけではない関係性を築けるようになりました。
やはり、対面で目と目でコミュニケーションをしっかり取る。
これが、楽しいんです。
毎日、朝から晩まで、患者さんと話しまくっており、楽しくも患者さん達から良い刺激を頂いているのも、
歯間ブラシのお陰なんです。
ある患者さんは、歯間ブラシに私の名前である "泰次郎"と命名し、
さあ、今日も泰次郎やるかな!
と日々、歯間を追い込んでいるそうですよ。
歯間ブラシが口腔を救う!