次世代型インプラント
昨晩のWBS、今朝の日経新聞にも出ていた。
次世代型インプラント
従来のインプラントとの大きな違いは、
歯根膜があること。
歯根膜
なんぞや
歯根膜とは
・支持機能:歯を顎の骨(歯槽骨)に固定し、適切な位置に維持する。
・衝撃吸収:噛む力や外部からの衝撃を緩和し、歯や歯槽骨を保護する。
・感覚機能:痛みや圧力、触覚などを感知し、噛む力を調整する役割を持つ。
・代謝・修復機能:歯槽骨やセメント質のリモデリングを促し、損傷した組織を修復する。
・栄養供給:血管を通じて酸素や栄養を供給し、歯の周囲組織の健康を維持する。
・免疫機能:細菌感染を防ぎ、炎症反応をコントロールする。
など、様々な機能を有することで歯を保護しますが、インプラントにはこの歯根膜は無く、インプラント体と骨が直接くっつく( インテグレーション )をすることで歯として維持します。
手指の感覚では、歯根膜を有する歯は生理的に若干動きます。これにより咬む圧を上手く分散してくれるが、
インプラントは、全く微動だにせずにガッチリと骨と一体化している。
動かない方が良いのだが、咬む圧を上手く分散出来ないとインプラントを支えている骨を溶かしたり、インプラントの上部構造のセラミックやジルコニアなどの歯冠部が欠けたり(破折)
などが起きる不安がある。
この新しい次世代型インプラントは歯根膜を介す新しい物。
歯科治療の選択の1つになる日が来るのか、楽しみです。
しかし、勘違いはいけません。
天然歯こそが、
1番の材料。
今日も、しっかり歯のケア
しましょうね!