当院のSDGsへの取り組み

SDGsの目標3は『すべての人に健康と福祉を』です。
英語では『Good Health and Well-Being』（グッドヘルス アンド ウェルビーイング）と書かれています。
『健康と幸福』ですかね。

Ensure healthy lives and promote well-being for all at all ages.
『全年代のあらゆる人のため，健康的な生活と幸福の追求を確実なものにする』

今年度の歯科検診での幼稚園児童、２５０人の口腔内の状況をみると、昨年よりも虫歯の児童は減り、仕上げ磨き不足による歯垢の付着の量も付いていなく、全体的に保護者の方のお子さんの歯に対する意識の向上が見られた。
しかし、子供の歯を守ることのできる保護者の皆さんが正しい歯のケアの方法を知っているのでしょうか？
何でも、知ることが出来るこの情報社会。
しかし、正しい方法を知るには専門家から直接、理論、対処法を習う事が大切だと私は思う。
今ままで、歯のケアを習ったことが無い方がほとんどだと思います。
当院では、歯の予防法を徹底して皆さまに理解してもらうよう日々の臨床を行う事により、このSDGSの3番にあたる「すべての人に健康と福祉に」に取り組んでおります。

SDGsの目標4は『質の高い教育をみんなに』です。
英語では『QUALITY EDUCATION』（クウォリティ エデュケーション）と書かれています。
『質の高い教育』そのままですね。

Ensure inclusive and equitable quality education and promote lifelong learning opportunities for all.
『全人類のための包括的で公平な高品質の教育と，生涯教育を促進する』

私のお節介から、歯の磨き方を半ば強制的？に習い、その過程で歯の予防に興味を持って頂けた患者さん達から必ず言われる言葉「何故、正しい歯の磨き方を小学校や中学校などで教えてくれなかったのか…知っていればこんな状態にはならなくて済んだのでは…」です。
大人の歯に生え変わりが完了するのが、11〜12歳、その時までに歯の正しい教育を受けていればその後の自分の歯も変わらず良い状態を維持する事が出来ます。
当院では、何歳からでも遅くは無い、歯についての、正しい教育をお節介過ぎるほど皆様にお伝えする事を理念として、SDGSに4番にあたる「質の高い教育をみんなに」に取り組んでおります。

SDGsの目標12は、「つくる責任つかう責任」です。
『Responsible Consumption and Production』（レスポンジブル・コンサンプション・アンド・プロダクション）と書かれています。
『責任ある消費と生産』の意味になります。

Ensure sustainable consumption and production patterns.
『持続可能な消費と生産を確実なものにする』

虫歯を例にとってみます。
天然素材の自身の歯が、虫歯菌によって侵され失ってしまい、その場所をなんらかの素材で埋める。
もし、正しい歯の予防法を知っていれば、歯科の材料では最高級ランクである、天然の歯を持続可能に維持する事ができます。これこそが、歯を毎日使う、患者さん側の責任者なのではないでしょうか？
残念にも、虫歯になってしまい自身の歯に何か別の人工物を埋めなければならなくなってしまった場合、その人工物を長年に渡り持続可能に維持出来るように、我々術者側がしっかりした治療を施し、再治療が無いようにし。その予防法をしっかりとお節介にお伝えすることこそが、つくる責任と考えます。
また、埋めた素材が長く持つことこそが資源の面から考えても、無駄な廃棄が無くなり、地球の資源を大切に使うことを学んで，地球の資源や環境とバランスを取って成長していくために，目標12が存在するのだと考えられます。
つくる側、つかう側の両方が、同じゴール。持続可能な目標に向かっていけるよう、SDGS12番にあたる「つくる責任　つかう責任を」日々、患者さん達に訴えております。