歯ぎしり、食いしばり
当院に通われている患者さんのほとんどの方が、歯ぎしりをしている。
が、自覚されている方は、
10%にも満たない。
では、何故歯ぎしりをしていることが分かるのか?
① 前歯の歯並びが崩れている。
② 前歯の先端や奥歯の咬む面のエナメル質がすり減って中の象牙質が露出している。
③ 歯の根本が、虫歯でも無いのにえぐれている。
④ 全てではなく特定の歯がグラグラする。
⑤ 歯周ポケットの深さが、特定の歯の部位だけ異常に深い。
⑥ 頬の筋肉が硬い。
⑦ 顎の関節の動きがスムーズでない。
⑧ 歯茎の中の骨が突起状に張り出している。
⑨ 金属などの詰め物の咬む面が、すり減っている。
⑩ 特定の歯の表面に、ヒビが入っている。
⑪ 特定の場所の歯茎が異様に下がり、知覚過敏を起こしている。
⑫ エラが張っている。
⑬ セットした人工物が、良く外れる。
⑭ 咬む面の端が、砕ける。
⑮ 過去に矯正を行ったが、前歯の歯並びが再び崩れてきた。
とあげたらキリが無いのですが、
こちらから客観的に拝見して様々な状態が見られることで、
患者さん自身、自覚は全くされていないが、歯ぎしりや食いしばりの行為をされている事が判明するのです。
歯科の領域は、無自覚に起こってしまう症状だらけ。
次回から、歯ぎしりの症状についてお話します。