キシリトールの凄さ①
キシリトールガム、一度は食べた事があるのでは?
LOTTEが平成に入り健康志向が高まり、1997年に発売したキシリトールガムは、発売から25年経った今、コンビニ等で扱っていない所は無いのでは?と思うくらいに我々の生活の中に定着しています。
が、
そもそも、キシリトールって何?
何が、歯に良いのか?
以外に、なんか歯に良いから買われている方が殆どなのではないかなと思います。
そこで、今回は
キシリトールって何がそんなに凄いのか?
をお話たいと思います。
キシリトールは虫歯予防に効果的だという事は皆さんも知っていると思います。
■キシリトールの凄い 1
善玉ミュータンス菌が優勢になる
虫歯は口の中の虫歯菌(ミュータンス菌)が原因で、キシリトールはミュータンス菌に直接働きかけ弱らせることで虫歯を予防します。
ミュータンス菌には、
虫歯をつくる力の強い"悪玉菌" と
虫歯をつくる力の弱い"善玉菌"
の2種類があり、キシリトールは"悪玉菌"を減らし"善玉菌"を増やして虫歯になりにくい環境をつくります。
■キシリトールの凄い 2
ミュータンス菌が減る
歯の表面につくプラーク(歯垢)が、ミュータンスのすみか。キシリトールをとり続けることで、 1年後にはミュータンス菌の数は半分以下に!
2年後には、4分の1にまで減少するのです!
前回のガムを噛むことによりプラークの良が減少するのも同様の効果があるということですね。
■キシリトールの凄さ 3
歯を溶かす「酸」はゼロ
ミュータンス菌は糖分から歯を溶かす「酸」を作り出しますが、キシリトールという糖分からは「酸」はまったく!作られないのでキシリトールを摂取しても歯は溶けないのです!
■キシリトールの凄さ 4
ミュータンス菌がうつりにくくなる
私は、幸運にも虫歯になったことが無いのは、ミュータンス菌を保有していないからなのです。新生児の段階でもミュータンス菌は無く、他人から唾液等を介してミュータンス菌がうつり虫歯になってしまうのです。
妊娠6ヶ月のお母さんがキシリトールガムを13ヶ月噛んでいると、生後 1歳時点で口の中にミュータンス菌がいた子どもは食べていないお母さんの子どもに比べて
4分の1以下という論文もあります。
キシリトールはミュータンス菌をうつりにくくし、感染を予防します。
このように、キシリトールをとることは
あなただけでなく、子どもの虫歯予防にもつながるのです!
次回は、キシリトールについて更に深掘りしていきたいと思います。